葬儀費用に生命保険を使用することは可能？おすすめ保険の選び方

大きな生命保険に加入していれば亡くなったあと、遺族に多額の保険金が支払われます。しかし保険料が高額で入ることは難しい人も、少なくないでしょう。どのような生命保険に入っていれば葬儀費用も賄えるかや、良い保険の選び方を見ていきます。

生命保険には期間満了という制度があって、加齢していくと保険金が受け取れなくなってしまいます。養老保険についても同様で、満期があり死亡時に受け取れなくなる可能性が出てくるでしょう。

終身保険はいつ死亡しても保険金がもらえる仕組みになっており、葬儀の費用として使える心配のない保険です。自分で亡くなったあとの葬儀費用は捻出したいと、考える高齢者の人も増加傾向にあります。

葬儀費用は一般葬で200万円くらい掛かると言われていて、それを生命保険で支払おうとすると終身保険が適しているでしょう。

貯蓄していればよいのではと考える人も多いでしょうが、銀行に預けている場合口座の凍結が心配されます。口座は必ず凍結されるので、手元に口座の預金が手に入るには相当の書類が必要になり大変です。

特に法定相続人全員の書類などは、集めるのに困難を極める場合があります。揉めている場合などは、相応の書類が手に入らない場合もありますので注意が必要です。

対して死亡保険金の場合は、終身保険などは受取人が決まっていて相続上の関係などは必要としないので簡単となるでしょう。死亡して間もなくお金が入ってくれば、葬儀の費用にも利用できて便利となります。

葬儀費用を用意するには上記の通り終身保険が有効で、保険金額を必要最低限にしておけば保険料もそれほど高くないでしょう。終身保険は掛け捨ての保険ではないため、保険料が高い傾向にあります。

ですから高い保険金を終身保険で賄おうというのは、保険料の関係で得策ではありません。終身保険と定期保険を組み合わせたコースがよく、大きい保険金も欲しいという人にはお勧めです。

高齢になり払込期間を過ぎれば定期保険の恩恵は受けられませんが、終身保険の恩恵は受けることができます。早い年齢で入っていれば保険料が安くなるため、早めに自分の葬式費用のことを考えると良いでしょう。

終身保険は性質上長い目見ることが必要で、若い時から最後を見据えるという若い時には考えにくいことを考える必要があります。

しかし終身保険は資金に余裕があるなら、考えておきたい遺族への心遣いです。遺族に気持ち良く見送ってもらう手段としては、一番有効な手段といえるかもしれません。