少しでも葬儀費用を抑えるには?節約のコツについて
葬儀費用は提示された額をそのまま払っている人が、大多数を占めているはずです。ここで費用を節約するのは、バチ当たりだと考える人も少なくないでしょう。しかしできるならお金は掛けたくないのが本音でしょうから、節約するコツを考えていきましょう。
葬儀とは元来故人を偲ぶ儀式で、見栄などで豪華にしても故人は喜びません。それよりも参列者で故人を偲び、良い葬儀だったと喪主が感じることができれば成功です。ですから豪華な祭壇を用意しなくても、質素なもので十分ですし費用を削ることは可能となります。
まず削れるものが会場の使用料金で、持ち家がある人ならお通夜が行われるまで家で過ごせるでしょう。1日使用料が掛からないだけで、かなり費用が浮いてくるはずです。
棺や骨壺のランクによっても費用は変化していきますので、少しランクを落とすことも考慮してください。
1番大きいものが祭壇のランクですが、一昔前だと豪華な祭壇じゃないと恥ずかしいという意識がありました。
しかし現在の景気では親族でも、祭壇のランクで文句を付ける人は少ないはずです。ランクを落とすと20万円くらい価格を下げられる場合があるので、担当者に相談してみてください。
お通夜のあとの接待料理も、削ることができます。何人くらい集まってくれるかを計算して、人数の半分強の料理を用意しておくと良いでしょう。人数分頼んでしまうと余ってしまう確率が高く、無駄に終わってしまうので注意が必要です。
コーヒーサービスなどというものも、削減できるポイントになります。あれば参列者は利用して喜んでくれますが、ないからと言って文句を付ける人はいません。朝ごはんのサービスもコンビニなどで買った方が、安いしバリエーションもあるのでお勧めです。
逆に削れない費用が僧侶に支払うお布施の費用と、火葬場に支払う費用です。
僧侶に支払うお布施は相場があって、相場通りに支払うことが通説となっています。少ないお布施は失礼にあたるので、極力控えましょう。
火葬場に支払う費用は、定額で決まっているため削ることができません。ただし火葬場での飲食は削ることができるでしょうから、そちらで努力しましょう。
費用を削る作業は削る場所を間違えなければ、故人にも失礼に当たりません。新車を購入できるくらい大きなお金を、言われるがままに支払うことは納得できないでしょう。
まずは見積もりを見てどこを削れるかを考えて、必要のないものはどんどん削っていってください。