葬儀費用を抑えたい人のための自宅葬の方法について
色々な葬儀の形がある中で自宅葬という形があり、葬儀費用を抑えられるということで利用する人もいます。長年住んで親しみのある家で最期を見送りたいので、自宅葬を選ぶという人もいるようです。自宅葬の葬儀業者を通さずに行う方法と、メリットや注意点などを見ていきます。
一昔前は当たり前のように自宅葬をしていて、近所や親類の手伝いを必要としてきました。現在は葬儀業者と斎場を利用して、手伝いをほとんど必要としなくなっています。今の手伝いと言えば、香典などのお金の管理に限ると言っても過言ではなくなりました。
このように自宅葬には、色々な周りの支えがないとできないでしょう。その中でメリットとしては、時間を気にせず故人を偲べるということが挙げられます。
慣れ親しんだ家で最期を迎えることができるという、メリットも存在するでしょう。最期を自宅でという遺言を残す人も最近多いらしく、自宅で気を使わずに故人を偲ぶことに集中できます。
参列する人にしても自宅なら分かりやすいでしょうが、駐車場の確保などが気になります。デメリットとして近所への配慮が、必要なことが挙げられるでしょう。近所や親類などに手伝いをお願いしないといけなくなり、今の時代頼みづらいので注意が必要です。
次に自宅葬ができるスペースが自宅にあるか、ということです。マンションなどでもエレベーターに、棺が乗せられるかなどの問題も出てきます。持ち家でも間取りの多い旧家と違い、今は手狭なため参列者が入れるかなどと心配しなければいけません。
自宅葬を行うと斎場などで行う場合と比べて、喪主などの遺族が行わなければいけない部分が増えるでしょう。葬儀業者を通さず喪主自身が自宅葬を行う場合には、準備や片付けそして式の進行などを行わなければなりません。
遺体の搬送や死亡届の提出、そして火葬場への予約や手続きなどが必要になってきます。そして準備するものとしてドライアイスや棺、そして骨壺などを揃えないといけませんが自身で行うには限界があります。
そこで運営は葬儀業者に委託して、遺体の保全などや各種手続きなどを行ってもらい自宅で行うというものが現実的でしょう。自宅を提供するだけで最低でも斎場の賃料だけでも、節約することができます。
このように以前と違って自宅葬を行うのは、近所の手伝いなどもない現在では難しいです。行いたい場合には生前に近所への配慮や手配などを、行っておかなければいけないほど簡単ではありません。それでも最後は自宅でという気持ちは、大切にしたいものです。