葬儀費用は香典で賄っても良い?どれくらい当てにして良いのか

葬儀費用は香典で賄っても良い?どれくらい当てにして良いのか

葬儀費用は香典で賄っても良い?どれくらい当てにして良いのか

 

香典は参列者が気持ちとして持ってきてくれるもので、中身は現金が入っています。高額な葬儀費用を香典で、全額賄えることはできるのでしょうか。そして香典がいくらくらい入ってくるのかを、全国平均と共に考えていきます。

 

 

香典は一時的な収入としては有効で、喪主が葬儀費用を全額負担する場合には全てもらえます。そして葬儀の精算は約1週間後なので、香典代を葬儀費用として賄うことは可能です。

 

 

葬儀費用を香典代で賄うのは、一般的には普通のことなので遠慮なく葬儀の費用として使ってください。

 

 

では香典代で葬儀費用が、全額賄えるかを考えていきます。

 

 

まず葬儀費用が200万円としますと、香典が200万円入ってこないと賄えないでしょう。全国平均の香典の金額が1人当たり7000円ですから、300人弱の参列者がいないと賄うことはできません。

 

 

300人の参列者とは、かなり大規模な葬儀になることでしょう。そうなると大きなホールを使うことになるので、恐らく葬儀費用も200万円では済みません。質素な葬儀をして割とたくさん参列者が来てくれないと、全て賄うのは無理でしょう。

 

 

ただし一般の葬儀で200人くらい来てくれるとしたら、単純計算で140万円になります。現在の葬儀費用の平均は200万円くらいですから、60万円の手出しで賄うことができるでしょう。60万円の手出しなら割と現実味を帯びてきて、ローンを組むにしても気が楽になるはずです。

 

葬儀費用は香典で賄っても良い?どれくらい当てにして良いのか

 

昨今家族葬というものが増加傾向にありますが、お金の面を見るとどうでしょうか。家族葬でも安いもので50万円程度、高いものになると100万円を超えるそうです。

 

 

先程一般の葬儀で約60万円の手出しと言いましたが、家族葬にすると香典が極端に減少します。100万円掛かったらそのまま、全て手出しとなるのです。

 

 

下手をすると家族葬よりも一般の葬儀の方が、手出しが少なくなるという結果が出ています。家族葬を考えていて資金繰りが厳しい人は、一度一般の葬儀にしないか検討してみてください。

 

 

香典の本来の意味合いとして、それぞれが助け合いの精神を持っているはずです。日本では古くからこういった風習があるので、それを利用しない手はありません。

 

 

香典は借金のような感覚で、もらった人の家族が亡くなったら支払わなければいけないと考えている人も少なくないです。しかし葬儀には大金が掛かるのですから、一時的にたくさんの人から助けてもらうという考えは悪くありません。