会館や斎場を利用した葬儀の費用と特徴について
一昔前、葬儀は遺族が親類や近所の人の助けを得て、自宅や菩提寺で行っていました。現在は会館や斎場を利用した葬儀が一般的となっていて、親類や近所の人の助けの必要性が薄くなっています。
会場や斎場を利用したときの葬儀の費用と、利用したときに生じる特徴はどういうものでしょうか。
お通夜や告別式が行える場所が会場や斎場となり、以前の自宅葬から変化を遂げたものです。斎場に関してはお通夜や告別式が行われ、施設によっては火葬も一緒にできるものもあります。
葬儀において斎場の葬儀業者に依頼するケースが多くなっており、葬儀に必要な準備もほとんどを任せることができるでしょう。しかしこれは遺族が親類や近所の協力がなくても、葬儀業者に頼んでいれば出来てしまうということです。
つまり親類や近所との関係が乏しくなっている現在では、斎場は葬儀において大切なものになっているということでしょう。
次に大都市や地方都市などでは、自宅が一戸建てよりもマンションであるという人が増加傾向にあります。
マンションに安置しようとしても、同じマンションに住んでいる人たちにとっては迷惑となる場合があるでしょう。そのため亡くなったあと一度も帰宅できず、会場や斎場に安置されることが多くなっています。
斎場には公営と民営の2種類が存在し、どちらもお通夜や告別式が滞りなくできる環境になっています。公営斎場とは市町村などが運営していて、市町村名のあとに斎場という名称がよくあります。
メリットとしては火葬施設を併設している場合が多く、お通夜や告別式と火葬を一か所で行うことができるでしょう。これによりマイクロバスや霊柩車などの乗り物を使用しなくてよくなり、費用も抑えられます。
施設の賃料なども民営の斎場より安く、費用は比較的安く抑えられるでしょう。
民営斎場は葬儀業者などが運営する斎場で、企業名のあとに会館やホールといった名称が多いです。メリットとしては立地条件が良く、駐車場が広いことなどが挙げられます。
公営斎場の費用として5万円程度で利用できるでしょう。民営斎場の費用は10万円から40万円など幅が広く、公営斎場よりも高めに設定されています。どちらも地域性などにより決まりがありますが、公営斎場の方が規則は厳しいでしょう。
斎場は現代の葬儀において必要不可欠になっている施設で、自宅葬などよりもニーズが高まっています。しかし便利ということは当然費用も昔よりは高くなっており、費用を捻出することは大変なことです。
自分の予算に応じて自宅葬や公営斎場などを、選択してもよく事前に調べておく必要があります。