葬儀費用の見積もりで注意したい事・後のトラブル予防のために

葬儀は必要と感じてから実際に行うまでの時間が、あまりないことの方が多いです。車や家を購入するときのような、何社からも見積もりを取ってじっくり選ぶということができません。そこで見積もりに関してトラブルにならないような、注意すべきことを見ていきます。

葬儀業者は契約前に見積もりを出しますが、その段階でチェックしておかなければ後々トラブルになる恐れがあります。見積もり段階で低価格で出来ていたのに、請求書を見て驚くケースも少なくありません。

その要因となるのは見積もり段階で、葬儀の総額を見せてくれない業者がいることも要因の一つです。そういった見積もりには火葬場の費用などが含まれておらず、見積もりの金額を当てにしていた人はパニックになります。

一般的には火葬場の料金などは、葬儀業者が立て替えしてくれるものですが違う業者もいて注意が必要です。事前に担当者に葬儀全てで掛かる総額を、聞いておくことが重要になってきます。

見積もりより請求額が高くなることは、珍しいことではありません。葬儀にかかる金額は、参列者の人数などによっても大きく変動するでしょう。

飲食接待費は、一番変動が激しい項目になるでしょう。この項目はお通夜のあとの料理や、葬儀後に出す料理と飲み物です。しかしそれだけではなく参列者のお返しや、会葬の御礼なども含まれるので注意が必要になります。

この費用が一番変動しやすいもので、参列者の数によって響いてくるでしょう。見積もり段階でこの費用の説明をしない業者は、要注意となります。

その他にドライアイスの使用量や遺体の衛生処置費用、または搬送の距離によって金額は多少変動しますが大きくは変わりません。

祭壇や棺あるいは式場の賃料などは、価格が変動しないものになります。こちらが見積もりと請求で大きく違う場合には、葬儀業者に説明を求めてください。

よくあるトラブルで「個人が立派な人だったから、盛大な祭壇を設けましょう」と持ちかけるものがあるでしょう。近所の葬儀業者に頼むと、葬儀全般を取り仕切る業者もいます。

そうして請求が来てから慌てても後の祭りですので、事前にしっかり打ち合わせることが大切です。

祭壇や棺などの費用に関しては、セットプランとしてパッケージ化されているので説明が省略されることもあります。ですので詳細の説明を求めることは、トラブルを回避することに繋がるでしょう。

葬儀は慣れない上に詳細が細かく、聞いているうちに理解が出来なくなるケースもあります。しかし事前に詳細を聞いておくことで、請求時のトラブルが回避できる確率が高まるのでぜひ行ってください。

葬儀はイベントではありますが、大きいお金のかかることなのできちんと確認しましょう。