寺院葬や教会葬の費用はどれくらい？安く出来るのか？

寺院葬や教会葬は自宅葬や一般葬の間くらいの、位置づけでしょう。菩提寺や所属している教会に、お通夜や告別式をお願いします。費用はどのくらいで、斎場を利用する一般葬に比べて安くできるのでしょうか。

寺院葬を菩提寺で行うのは、昔は当然のことのように行われていました。斎場で葬儀を行うことが一般的となっている現在で、菩提寺や所属している教会で葬儀を行うメリットは何があるでしょうか。

先祖代々信仰している菩提寺などでの葬儀をしたい、年配の故人のためということが最近の理由として多いようです。菩提寺などならではの荘厳な雰囲気の中でできて、親族も喜ぶという声もあります。

葬儀費用についてもかなりの金額が、節約できるようです。200万円前後掛かるという一般葬ですが、寺院だといくらくらいになるでしょうか。

寺院には必要な設備が揃っていて、過剰な設営などは必要なくなります。余計な費用は掛からず斎場を利用した一般葬に比べて、低予算で葬儀を行うことができるでしょう。ですから同じ条件で120万円を切るくらいの価格で、行うことができるそうです。

ただし誰でも寺院葬を、行えるわけではありません。菩提寺がある人に限定され、菩提寺も寺院葬を了解してくれなければ成り立たないです。それに若干斎場で行うより喪主や遺族にかかる負担は増える印象で、喪主などは忙しくなるでしょう。

斎場では椅子があり冷暖房完備ですが、寺院ではなかなか充実していないのが現状です。ですから高齢の人には畳で正座というのは、厳しい恐れがありますので注意してください。

教会葬においては教会で行うと他の信者たちが、ボランティアで手伝ってくれて安くなるそうです。献金も任意で良く、献金を含めて70万前後で葬儀ができます。

しかしそれも教会が日ごろの寄付で成り立っているためであり、それを考えるとそんなに安く済みません。ただ葬儀という前提でいくと、かなり安価で葬儀を終えることができるでしょう。

教会葬で費用の対象となるのは、飲食などの費用や教会の献金が主となります。他に牧師やオルガン奏者などへのお礼が掛かりますが、大きい額は包まなくて良いでしょう。

教会葬の場合、式場代は教会への献金に含まれますが、これも任意なので大金を包む必要はありません。

このように寺院葬や教会葬は昔から行ってきたもので、近所や親類の人の助けが多少必要になります。もちろん葬儀業者を介せば費用は上がりますが、負担は減るでしょう。自宅葬でない限り式場の賃料は掛かりますので、慎重にどこで葬儀するか決めてください。