お墓の費用はどうなる？墓石や土地代などどれくらい必要なのか

急にお墓が必要になるケースも、お墓を持たない家の人が亡くなったら必要になります。お骨をお墓に入れるためですが、必ず必要になるかと言うとそうは言い切れません。お墓が必要な人はどんな費用が必要になるのか、検討していきます。

お墓が必要と言いますが、建てなくても法律的には問題ありません。墓地以外のところに埋めるという行為をしない限り、法律違反ではないです。仏壇のところに納骨せずに遺骨を自分で供養するやり方も、現在は行っている人はかなり存在します。

しかしお金に余裕があれば、ちゃんとしたお墓で供養した方がよいです。いつかはお骨の処理をしなければいけないですし、お骨を守る人が亡くなったら他の人に迷惑が掛かってしまいます。ですからなるべくなら、お墓を建てるようにしましょう。

ではお墓を建てるとき掛かる費用の種類は、大きく3つあります。一つは永代使用料と言って霊園や寺院の墓地の、場所代として掛かる費用です。

一般的にお墓の土地は購入するのではなく、霊園や寺院から借りると言った方が正しいでしょう。不動産の扱いにはならないので、税金の対象にはなりません。

お墓を建てるための墓地は、個人で勝手に作ることは法律に反しています。なので日本ではどこにお墓を建てても、永代使用料は発生するでしょう。

そして墓石代が費用として、掛かってくるでしょう。墓石代とは基本的な石材一式の費用と、彫刻費や据え付け工事の代金そして金物の付属品の総額をいいます。この代金には消費税が掛かることに、注意しなければいけません。

最後に管理料といって、共有スペースの維持や管理をしてもらう代金が発生します。値段の相場は1年間で数千円から数万円と、幅が広くなっていてそこも墓地を選ぶポイントかもしれません。支払い方は霊園や寺院によって違い、数年分一気に支払えるところもあるようです。

上記の費用の総額がお墓の費用で、大体50万円から200万円くらい掛かることが多いでしょう。中には1000万円近く掛ける人もいるくらいですから、金額には幅があることを覚えてください。

寺院の墓地にした場合基本的に、その寺院の檀家にならなければいけないでしょう。新たに檀家になる場合入檀料などの、費用も発生するので注意が必要です。

平均的に見ると100万円前後でお墓は建ちますが、葬儀の後に用意するとなると大きいお金なので大変です。ですので不幸がある前にお金の余裕があるときに、建てておくと後々楽になります。

必ずしもお墓は必要ではありませんが、長い目で見ると必ず持っておいて損はありません。